血糖値が気になる!糖の吸収を抑えるための炭水化物と糖質糖分の知識

運動不足解消で血糖値を下げるには?おすすめの運動方法

血糖値を手っ取り早く下げたいなら、運動をするのがおすすめです。
体が訛っているなら、血糖値を下げられるだけでなく運動不足の解消にもなります。
とはいえ、ただやみくもに運動をすればいいという訳ではありません。
ジムに行ったり自主的に行ったり方法は人それぞれですが、事前にきちんとした知識をつける必要があります。
高血糖に効果的な運動と、そのメカニズムを知って正しく活用していきましょう。

運動は血液中のブドウ糖の量を減らして血糖値を下げてくれる

血糖値は、体内に食べ物を取り入れた時上がりやすいと言われています。
これは一時的な現象で、2~3時間も経つと数値は正常に戻ります。
しかし高血糖の人はこの限りではなく、ずっと高いままの状態が続いてしまうのです。
特に糖尿病初期にはこの症状が多く見られ、最終的には空腹時さえ高血糖になってしまいます。
常に血糖値の高い状態が続くと、糖尿病以外にも様々な合併症を引き起こしてしまうかもしれません。
運動をすると、血液中に取り残されたブドウ糖は筋肉に取り込まれます。
ブドウ糖の濃度が高くなると血糖値は上昇しますから、運動でブドウ糖の濃度を下げてしまおうということです。
運動による血糖値の効果は、長い時で72時間だと言われています。
血糖値が最も高くなっている食後に運動を行えば、より効果的というわけです。
この方法は運動療法と呼ばれ、糖尿病の患者さんの多くが実践している治療法でもあります。

 

ウォーキングや筋トレが効果的

具体的には、どんな運動をすればいいのでしょうか。
血糖値に効果があるとされている運動は、有酸素運動と筋力トレーニングです。
有酸素運動とは筋肉を大きく使って酸素を体内に取り込む運動で、糖や脂肪を燃やす役割があります。
ウォーキングやジョギング、水泳といったものが挙げられます。
筋力トレーニングとは、筋肉に少しずつ負荷をかけることで筋力を上げる運動法です。
ダンベルやゴムチューブ、スクワットなどが挙げられます。
運動を行う時間は、1回に20分から長くても1時間の間に留めておきましょう。
無理のない程度で、ゆっくり時間をかけて行うのがポイントです。
先にもお伝えした通り、効果は72時間で切れますから最低でも週に3回は行うようにしてください。
これまでまったく運動をしていなかった人は、軽いストレッチから始めましょう。
いきなり筋力トレーニングなどをしてしまうと、筋肉がびっくりして壊れてしまうかもしれません。
ストレッチの代わりに、太極拳やヨガを行うのも効果的です。
有酸素運動と筋力トレーニングを同時に行う場合は、筋力トレーニングから始めてください。

 

激しい運動や空腹時の運動は避ける

高血糖の人が運動をする場合、いくつか注意点があります。
血糖値を下げたいからといって、長時間運動をするのはいけません。
特にマラソンはエネルギーを消費しやすく、血糖値の上がる危険性があります。
最初は20分程度の軽い運動から始めて、徐々に時間を増やすようにしていきましょう。
高血糖の人は、運動するタイミングにも気をつけなければいけません。
血糖値は食後に上がると言われていますから、運動は食後に行います。
最も血糖値が近い空腹時に運動するのはやめてください。
いつもよりお腹が空いて、沢山のエネルギーを取り込んでしまう恐れがあります。
食べ過ぎてしまうと血糖値も上がりやすくなるため、食事の量には気をつけなければいけません。
高血糖予防の目的で運動をするなら、必ず食後にしてください。
また、高血糖以外に病気を治療している方も注意が必要です。
病気によっては、してはいけない運動もあります。
医療機関で相談してから始めると、病気悪化のリスクを減らせるでしょう。

 

まとめ

運動療法は血糖値を下げたい人にとって効果的ですが、正しい知識を身につけておく必要があります。
間違った認識で激しい運動を続けてしまえば、症状が悪化してしまったなんてことも。
そうならないためにも、自分に適している運動をきちんと把握しておきましょう。
回数や時間など、無理なく楽しく続けられるものを見つけることが、低血糖への近道になります。
運動をしていて少しでもおかしいと感じたら、すぐお医者さんへ相談してくださいね。

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